大工仲間を元気にするブログ

2008年06月29日

瑕疵担保履行法

今日は、木考塾で瑕疵担保履行法の勉強会でした。この法律は、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」と言い一連の姉歯元建築士耐震偽装で消費者保護のため来年10月からこの法律が施行になります。家を建てようとする住まい手のために良い法律だと思いますが、今のところ問題だらけで現場を知らないお役人や御用学者が正義感だけで作ったような法律で、きっと後期高齢者医療問題と同じように混乱を招くだけだと思います。この法律施行により工務店は年間一軒でも新築を請け負ったら2000万円お上に供託しないと仕事はできません。2000万円なんて供託できる工務店なんてほとんどあるわけ無い。と言うことで供託の変わりに保険に入りなさいと言うことですが・・・しかし・・・



保険の対象となるのは品確法にもとづいた住宅です。そのため日本の伝統的な工法で建てる住宅は、保険の対象外・・・土壁や金物を使わない工法は保険に入れないので
2000万円供託しか道は無い・・・日本の文化の象徴ともいえる木造の伝統的な工法が来年から最初に余分に2000万円無いと建てられません。その2000万円は工務店がやめるか、潰れるかしないと還ってきません。仮に保険に入らずに施行するともう途中から保険に入れなくなるため供託するしかないのですが、この場合50日以内に供託しなければ1億円の罰金が命ぜられます。しかし・・・業者登録をしていない業者にはこの法律は適用しないと言う????なことで大臣、知事業者登録して全うにやっている人に適応して登録していない業者は適応しない・・・と言うことは業者登録しないほうがこだわった家造りができるの???安全な家造りができるの・・・分け判らないス。

建築確認が下りても保険会社の検査の基準がありそれに合格しないと保証書がもらえないどころか仕事が進められません。建築基準法よりも保険の検査基準が上????
何考えてるの日本のエリートたちは・・・他にもいろいろと問題が山のようにあり、天下りの温床になりかねないです。私の説明不足もありますが、とにかく幼稚な正義を振りかざす日本の頭脳と言われてる人たちあなたたちいい加減何とかなら無いですか。 もう日本の国民はあなたたちに嫌気が差してますよ。・・・今日の勉強会で説明してくれたジャパンホームシールドはこういった他社の保険屋で保険の対象にならないことでも個別で対応してくれるみたいですが法律施行後どうなることやら???・・・

posted by miyauchi at 21:14| 滋賀 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

安全限界超えてから

実験結果の報告です。昨日実験は本当に良かったです、なんといっても鈴木有先生の解説付き,実験の参加者をはじめ、学生の皆さんも先生の解説に食いつくように聞き、怒涛の質問攻め鈴木先生もみんなの真剣さに熱弁で答えていただきました。また大工や設計者が意見を交わしあい技術や知識、感性を深めあえた実験でした。実験の内容は、横幅1820の内法が1900で120角の差し鴨居を入れたフレームに和紙を貼った障子の引き違い戸と堅木のかまち戸の引き違い戸の2パターンで建具が開口部の耐力として利くのかどうかまた利くとしたらどの時点で、どのように威力を発揮するのか
検証してみました。


今回障子にはられている和紙が実は結構強いフレームだけのときと比べて障子を入れてみると耐力が5割増しになり障子紙が破れたとたん耐力が低下しました。日本の和紙ってすごいんです。



次は、格子に組んだ かまち戸写真は45cm傾けた(1/6ラジアン)状態ですが、この時点での耐力は72knもあり建具が結構がんばってくれることが実証できました。開口部の多い古い民家や住宅などに安全限界を超えた時点で建具が命綱として活躍してくれるためには、地震の衝撃で外れない工夫が必要であり建具のデザインも耐える建具として要素も取り入れていけそうです。


今回建具を造っていただいた山元建具のかつしち氏は少しでも強くなるようにと建具の仕口を地獄ホゾにして造りました。「そう簡単に潰れてたまるか」という職人根性とこのような実験を重ねることによりこれからも創意工夫がなされ普段の仕事に生かすことによりひとの命を守る家造りができるのです。



最後に実験した建具の仕口の状態や建具をはめた構造体を解体し、仕口のメリコミ状態や破損状態などを検証し次にできる工夫や問題点をみんなで確認して今回の実験は終わりました。今後もこのような実験をし少しでも命の安全につながる家造りを目指して生きたいと思います。


posted by miyauchi at 21:13| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月22日

構造実験やります。

職人の世界で経験に裏づけされた勘ほど正確なものは無い。特に自然素材はその特質や特性、環境に左右されるので職人の感性一つで良いもの、悪いものになったりする。それだけに職人の物造りの責任は重大です。しかし学術的な裏づけも必要で、ある程度の理由や数値も知らないといけない時代です。




そこで私は、もう7年ぐらい前から滋賀県のポリテクカレッジと共同研究で構造実験や
水中乾燥の検証などやっております。何よりも潰れるところを破壊していく姿を見ることによって良いところ悪いところを発見することができ、職人として眠っていた感性が目覚める気がしてきます。実際の建物をつぶすわけにはいきませんから、仕口や家の壁一面を造り破壊実験などをして実際の現場では経験できないことを経験します。

今回の実験は、以前地震の話しをしていたときに家には窓や戸、雨戸などの建具がハマッていますが、「結構建具って強くて家の倒壊時に耐えてくれる」と言う話しが出ました。「ホントかな、どうやろ、きくやろ、きかんやろ、」けど多少なりとも利くのであれば
木製建具の新しい見方もできるし耐力木製建具なんて考えられるかも・・・と言う訳で
討論も良いけど、やって見て感じることが大事・6月の25日 AM11:00より行いますので興味のある方は見学しに来て下さい。

場所などは、ご連絡いただいた方にお知らせいたしますのでご連絡ください。

メールアドレス nrd42889@nifty.com

posted by miyauchi at 16:54| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 水中乾燥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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